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2006.07.28 晩餐
月のないそらが見下ろしている。


ラップでつつんで、冷蔵庫に忘れたままの傷跡は、腐りはじめている

処女には、二酸化炭素を

散乱する記憶には、不安なソースをかけて

凍った血液に絶望のシロップをかけて 二人食べる

グラスに映るのは 歪んだ微笑み
ベットで寝そべったままの無礼講

たった二人の晩餐会


どうか、傷つけて。


ハサミで背中に刻んだ名前
いつ忘れたの?


そんなに寂しいくせに、どこへ行こうとするの?
毛布も持たないで。

悲鳴をあげて、名前を呼ぶ声が聞こえる。


あの声が二人の音楽。


抱き締めてあげる。
君のハサミごと。


つつんであげる、血まみれの毛布の羽で。


酸素がなくなっても、大地を海が飲んでも、身体が腐り始めても、炎に焼かれても


傷も名前もハサミも抱きしめ

二人で踊ろう。

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